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こんなお悩みはありませんか?

野球肩・野球肘_イメージ1

小学生で高頻度で野球の練習をしている
運動後の肩や肘に熱感や痛みなど炎症が起きている
運動後のケアは何も行っていない
肩や肘を動かす際に「カクッ」と音が鳴る
腕を動かす際に引っ掛かるような違和感を感じる
思ったように肘が曲げられない、伸びない

野球肩・野球肘は運動を行っている(腕を肩から上に上げるスポーツ)方に多いスポーツ障害になります。以下の項目で当てはまるものが多いと注意が必要です。

野球肩・野球肘について知っておくべきこと

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野球肩・野球肘はその名の通り、多くは投球動作の際に発生するスポーツ障害の総称になります。野球肩は腕を肩より上にまわす、いわゆる「オーバーヘッドスロー」を行う時に肩周辺が炎症を起こすことでよくみられます。野球の投球動作以外にも水泳やバレーボールなどでもみられます。野球肘の場合は肘関節の炎症が起き、痛みや関節のロッキング、可動域制限などの症状が現れます。投球フォームが乱れているときやテニスでも多くみられます。一般的にオーバーユース、連続した運動をすると炎症が強くなり起きてしまいます。過度な練習はご自身の体を痛めつけてしまう原因になります。

症状の現れ方は?

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野球肩・野球肘の多くは小学生の頃にみられます。ですので「リトルリーグショルダー、リトルリーグ肘」などの異名が付けられています。幼少期・小学生の頃はまだ骨の発達が十分ではなく、いわゆる成長期の状態にあたります。その時期にオーバーユースすると肩や肘に炎症が起きます。初期には熱感や腫れなどの炎症症状がみられます。そのまま練習を続けると関節が伸ばしにくい、曲げにくいといった可動域制限が現れます。ひどい場合は急に動かせなくなることもあります。お子様でこのような症状を訴える場合は、野球肩や野球肘を疑いましょう。

その他の原因は?

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繰り返しボールを投げることによって肘への負荷が過剰となることが原因です。肩や肘の外側で骨同士がぶつかって、骨・軟骨が剥がれたり痛んだりします。また、肘の内側には靭帯・腱・軟骨があります。それらが付着部を引っ張ることで痛みが起きます。肘の後方でも骨・軟骨がぶつかったりすると痛みます。こうしたスポーツによるもの以外にも日常生活で肩や腕を使いすぎて起きてしまうこともあります。何気ない動作でも繰り返し繰り返し行うと炎症が起きやすくなるので注意が必要です。スポーツをされる方は、適度に休息を取ったり、練習後のアイシングをされることをおすすめします。

野球肩・野球肘を放置するとどうなる?

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野球肩・野球肘は小学生など幼少期に多い病態です。放っておくと身体にさまざまな症状が起きてしまいます。まず一つに成長障害があります。子どもの頃の骨端には成長軟骨があり、そこが伸びることで身長が伸びていきます。関節付近に炎症が起きると、成長軟骨にも影響を及ぼし、成長が低下することがあります。また、軟骨部分が欠けてしまったりすると関節ネズミといって、関節部分に浮遊した骨が入り込んでしまい痛みや炎症の原因となってしまいます。浮遊した骨が関節に引っ掛かってしまい、可動域の著しい低下も起こることもあります。そうなると手術が必要となるのでスポーツ生命だけでなく、日常生活にも支障をきたすことになります。

当院の施術方法について

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野球肩・野球肘に関しては適切な処置が必要になります。急性期は冷やしたり、特に安静を保つことが重要です。どんなに丁寧に筋肉をほぐしたり、アイシングをしても患部を休ませないと中々炎症や痛みは引いていきません。炎症が落ちついてきたら筋肉や筋膜の柔軟性、可動域を上げるための施術を行います。当院では指圧や電気機器を用いて筋肉をほぐしたり、柔軟性アップに効果が期待できる筋膜ストレッチというメニューがございます。肩から上腕の筋膜を伸ばしていきます。運動をする前の準備体操としても、運動後のアフターケアとしても行うことが多いメニューになります。

軽減していく上でのポイント

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野球肘、野球肩を軽減する為には、一番はしっかりと休息を取ることです。一度なってしまうと、なかなか軽減しません。結局使いすぎによる原因が多いので、休むことにより軽減に向かっていきます。また、ならないようにあらかじめ予防をしておくのも大切です。例えば、普段からストレッチをして、筋肉や関節、靭帯にかかるストレスを軽減することです。それでも使いすぎればなってしまうので、運動後のケアとして、アイシングやマッサージも効果が期待できます。軽減をするために時間がかかってしまうので、まずはならないように予防から気を付けるように頑張りましょう。